2009年01月22日
PSPの出荷、19ヶ月連続の前年同月割れに
08年計は前年比9.9%減でついに10万トン割れ
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が22日に明らかにしたところによると、同シート(PSP)の昨年12月の総出荷数量は8,190トンで、前年同月の実績を18.8%下回った。これでPSPの月間出荷数量は19ヶ月連続の前年同月割れとなった。
 
 また、これに伴う08年の年間総出荷数量はついに10万トンの大台を割り込んで、99,160トンとなった。前年の実績を9.9%下回っている。1999年に前年の実績を2.6%割り込んで以降10年連続のマイナス成長となった。
 
 12月の出荷が引き続き大幅減となったのは、主力のロールトレーが14.0%減となったのをはじめ、一般反が24.0%、ラミネート丼が17.1%、ラミネート一般が38.0%それぞれ前年を大きく下回ったため。ロールトレーは4ヵ月連続の前年割れだが、ラミ丼は12ヵ月、一般反とラミ一般はともに19ヶ月連続の前年割れとなっている。いずれも、需要家の要求に沿って各社が製品の薄肉化を継続してきたことがマイナス成長の要因の一つになっている。

資料室参照
○2008年/年度発泡スチレンシート出荷実績
http://www.chem-t.com/link/data/EPSsheet/2008psp.html