2009年01月23日
12月の輸入ナフサ価格、1次速報では30,500円
4Qの輸入の加重平均価格は49,700円前後の公算
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 財務省が22日に集計した昨年12月の主要品目の第1次輸入通関速報によると、石油化学用ナフサがほとんどを占めると見られる揮発油の同月の総輸入数量は193万9,000キロリットルに、また総輸入金額は591億2,900万円となった。
 
 これに伴う1キロリットル当たりの加重平均CIF価格は30,495円となる。前月の速報ベースの輸入平均価格に比べると同18,227円安い。率にして37.4%安ということになる。4ヵ月連続の下降で、史上最高値を記録した昨年8月の平均価格に対比すると同56,311円(64.9%)の値下がりとなる。
 
 12月の確定値がこの1次速報値と同じになった場合は、昨年10〜12月期の総輸入数量は597万2,000キロリットル、総輸入金額は2,968億500万円となり、1キロリットル当たりの加重平均輸入価格は49,700円ということになる。
 
 同期の国産ナフサ価格は同51,700円となる計算。その場合は、前期(7〜9月期)の価格を34,100円(60.3%)上回る。8・四半期ぶりの下降が実現する。