2001年05月09日
フラットヤーンの出荷、1Q合計は前年の3%増に
HDPE製品が6%増と好調、PP製品は微減
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本フラットヤーン工業組合が集計したところによると、フラットヤーンの1~3月期の総出荷数量は、アウトサイダー分の推定量を含めて1万4,359トンとなった。前年同期の実績を3%上回っている。ただしインサイダー分は1万1,449トンで、マイナス1%となっている。
 アウトサイダーを含めた総出荷量のうち、PP製品は6,152トン(前年同期比99%)、HDPE製品は8,207トン(同106%)で、PP製品の伸び悩みをHDPE製品が大きくカバーするかたちとなっている。インサイダー分もPP製品がマイナス成長、PP製品が前年超えとなっている。HDPE製品は4,462トンで前年を3%下回っているが、HDPE製品は6,967トンで1%増えている。
 HDPE製品の伸びは、クロスシート向けが26%もの高率成長を遂げたことによるところが大きい。HDPE製品の不振には、フレコン袋と梱包クロスの需要の落ち込みが大、いく影響している。