2009年02月10日 |
経産省、09年の石化製品需要見通し、エチレン643万トン |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課は10日、石油化学製品と芳香族製品の2009年の需要見通しと08年の同実績見込みを発表した。世界経済が大きく変化する中、国内石油化学製品の需給動向を細かく分析し、企業各社の経営に生かそうと「石油化学製品の今後の需給動向に関する研究会」が策定した。 石油化学製品の対象品目は、エチレン系がエチレン、LDPE、HDPE、SM、PS、VCM、PVC、EO、EGなど8品目、プロピレン系はプロピレン、PP、ANなど4品目。芳香族製品はBTXそれぞれについて見通しを調査した。需要見通しの場合は、製品ごとに生産量や出荷量、輸出入量を過去のトレンドから予測し算定した。 この結果、09年の石油化学製品の需要は、内需は全品目とも前年割れ、輸出も塩ビ以外は増えないとの“厳しい”予測結果が出た。 輸出入をプラス・マイナスした国産品の09年の需要計は、LDPE(EVAを含む)175万トン(前年比6.9%減)、HDPE91万トン(6.9%減)、SM253万トン(11.3%減)など、いずれも大幅な減少。PVCは内需は59万トン(2.9%減)と落ち込むものの、輸出が78.6万トン(10.7%増)と増加するため、トータルでは4.5%増の136万トンとなる。合計エチレン換算量は643万トン(3.6減)となる見通しだ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1234259117.pdf |