2009年02月17日
SMの1月の生産・出荷量、引き続き大幅な前年割れ
生産は14ヵ月連続、出荷は13ヶ月連続で前年を下回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が17日に集計したところによると、SM(スチレンモノマー)の1月の生産と出荷量はともに前年同月の実績を大幅に下回った。
 
 生産量は208,406トンで前年同月を29%下回っている。内外需の低迷に対応して各社が生産を一段と絞ったことによる。これでSMの月間生産量は14ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 一方の出荷量は204,370トンで、前年同月を28%下回っている。13ヶ月連続の前年同月割れとなった。
 国内向けが前年同月比48%減の89,295トンとこれまで以上に大きく落ち込んだのが響いている。特にABS樹脂向けとPS向けの縮小幅が大きいとのこと。この結果国内向けは11ヵ月連続の前年割れとなった。
 輸出は115,075トンで前年同月をわずか0.3%下回るにとどまった。5ヵ月振りに10万トンの大台に戻った。それでもなお13ヶ月連続の前年同月割れとなっている。
 月末在庫は107,644トンで前年同月を4%、前月を8%それぞれ上回っている。したがって、2月も引き続き大幅な減産が必要となる。