2009年02月17日
富士フイルム 水蒸気バリア性能を持つ「超ハイバリア性透明フィルム」を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルム(古森重隆社長)は17日、有機ELディスプレイや太陽電池などの分野で研究・開発が進むフレキシブル電子デバイスに不可欠な、世界最高水準の水蒸気バリア性能と透明性を持つ次世代材料「超ハイバリア性透明フィルム」を開発したと発表した。

 次世代の電子デバイスとして期待されるフレキシブルな有機ELディスプレイや電子ペーパー、有機EL照明、薄膜太陽電池などは、薄型化や軽量化が難しいガラスや金属に代わる基幹材料として、耐屈曲性や透明性、薄型・軽量などフレキシブルな性能を持つ高機能フィルムが求められている。また、基幹材料として使用する高機能フィルムは、外部からの水蒸気を防ぐため極めて高いバリア性能が必要となる。

 当社は、2月18日〜20日に催される、「国際ナノテクノロジー総合展」(東京ビッグサイト)富士フイルムブース内に「超ハイバリア性透明フィルム」を展示、本格的なサンプル提供を開始する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1234857800.pdf