2009年02月18日
住友化学と出光興産 微生物殺虫剤「ゴッツA」を販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産、住友化学

 住友化学と出光興産は18日、両社で共同開発を行った新規微生物殺虫剤「ゴッツA」を、2月20日から本格販売すると発表した。

 「ゴッツA」は、コナジラミ類に高い防除効果を示す微生物殺虫剤で、2008年6月11日に農薬登録を取得した。コナジラミ類は、トマト、メロン、ナスなど施設栽培される野菜類に甚大な被害を及ぼしており、特にトマト黄化葉巻病を媒介するタバココナジラミは、近年発生規模が拡大し、全国的に深刻な問題となっている。「ゴッツA」の有効成分の菌が害虫の体内に侵入・増殖することで、その害虫を防除する。この作用は従来の化学農薬とは全く異なるため、化学農薬では困難だったコナジラミ類にも有効だ。

 住友化学は生物効果試験により、「ゴッツA」の高い防除効果を見出し、出光興産は住友化学と協力して「ゴッツA」の効率的な生産方法を確立し、安定大量生産を実現した。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1234924884.pdf