2001年05月08日 |
エチレン製品の3月の輸出入、いずれも前年割れ |
1~3月期の合計もともに前年を下回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局は8日、エチレンならびにエチレン系誘導品の3月における輸出入実績をまとめた。それによると、輸出も輸入もともに前年同月を下回っている。 同局の集計によると、エチレン換算(以下同)の総輸出量は15品目合計で19万7,200トン、総輸入量は13品目合計で3万3,900トンとなっている。差し引きの輸出超過量は16万3,300トンとなる。 これらを前月の実績に比較すると、輸出は18.3%増、輸入は横並び。一方、前年同月に対比すると、輸出は5.3%減、輸入は3.6%減となる。出超量は5.8%の減少である。 輸出の前年同月割れは、昨年9月以降これで7ヵ月連続となった。輸入は3ヵ月連続で前年同月を下回ったことになる。 主要製品の輸出の減少では、EGの69.0%減(エチレン換算輸出量は5,263トン)、LDPEの30.8%減(同万2,995トン)、EVAの17.9%減(同7,597トン)、PVCの15.2%減(同3万4,513トン)HDPEの9.9%減(同2万3,721トン)--などが目を引く。エチレンは2万3,777トンで逆に25.7%増えている。 この結果、1~3月期の合計も輸出、輸入ともに前年同期を下回った。総輸出数量は50万6,200トン、総輸入量は10万7,500トンで、差し引き39万8,700トンの出超となっている。前年同期比は、輸出が6.5%減、輸入が7.6%減、出超量が6.1%減となる。 |