2009年02月26日
石化用ナフサの1月の輸入価格は21,832円
財務省の第1次速報、前月を約8,000円下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 財務省が25日に集計した1月の主要品目の輸入通関第1次速報によると、石油化学用ナフサがほとんどを占めると見られる揮発油の総輸入数量は150万2,000キロリットル、総金額は327億9,200万円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は21,832円となる。
 
 12月の速報値と比較すると、輸入数量は12.8減、総金額は36.1%減、平均単価は26.7%安ということになる。1キロリットル当たり7,948円の値下がりである。昨年8月の86,806円をピークに5ヵ月連続の下降となる。
 
 1月の輸入価格の値下がりは、昨年11月から12月にかけて国際スポット価格が原油のスポット相場に連動して続落となったことと、円高が進んだことによるもの。これをベースとする国産ナフサの平均価格は23,800円となる。