2009年02月26日
EVAも出荷の前年割れが続く
1月は前年同月の29.3%減に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 機能性がセールスポントであるEVA(エチレン酢びコポリマー)の出荷も、引き続き前年同月の実績を下回る状態から脱却できないでいる。
 
 1月の総出荷数量は12,880トンで、前年同月の実績を29.3%下回った。これで同樹脂の月間総出荷量は昨年7月以降7ヶ月連続の前年同月割れとなった。
 
 うち国内向けは8,694トンで、前年同月を同30.5%下回っている。3ヵ月連続の前年同月割れである。縮小率が過去にあまり例を見ないほど大きい点が注目される。主力のフィルム・ラミネート・シート用が同じく30.5%減と大きく落ち込んだのが響いている。
 一方の輸出は4,186トンで、前年同月を26.5%下回っている。これも7ヵ月連続の前年同月割れである。同じポリエチレンの中でEVAだけがマイナス成長を続けるかたちとなっている。