2009年03月12日 |
POインフレフィルムの出荷、1月は一段と縮小 |
前年比14.7%減で28ヶ月連続の前年割れに |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカーによるインフレーションフィルムの1月の総出荷数量は42,581トンとなった。12ヵ月振りの50,000トンの大台割れで、前年同月の実績を14.7%下回っている。集計対象(加盟企業)数は、前年同月より5社少ない162社となっている。 この結果、同フィルム工業組合加盟企業による同フィルムの月間出荷数量は06年10月以降28ヶ月連続の前年同月割れとなった。これには、加盟企業数が15社減ったこともさることながら、安価な海外品の流入量の増加が大きく影響していると見られる。 品種別の実績は、LDPEフィルムが前年同月比15.0%減の27,688トン、HDPEフィルムが同13.8%減の13,854トン、IPPが同17.3%減の1,039トンとなっている。IPPは前年同月割れが4ヵ月にすぎないが、LDPEフィルムは28ヶ月、またHDPEフィルムは29ヶ月にわたって前年同月割れが続いている。うちLDPEフィルムの30,000トンの大台割れは、品種別月間統計資料が残っている1999年以降では初めて。 |