2001年05月02日
即席麺の出荷、発泡PS容器入り品種が着実な伸び
全品種トータルの1~3月期は伸び悩み
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本即席食品工業協会の集計によると、即席麺の3月の総出荷数量は41万7,886食(個)で前年同月の実績を1%下回った。また、これに伴う1~3月期の累計は109万8,584食で前年同期を1.8%上回った。全体ではやや伸び悩み状態と言える。これには、格安のハンバーガー店や牛丼店などの登場も影響していると見られている。
 ただし、発泡スチロール製(EPS製)カップ入りのスナック麺(ドライタイプ)は引き続き着実な伸びを遂げている。3月の出荷は26万128食、1~3月期計は66万7,100食となっている。前年の実績に比べると3月単月は3.2%増、1~3月期計は4.0%増ということになる。
 また、使用容器全体の90%が発泡スチレンシート(PSP)で占められていると想定される生タイプの中華カップ麺の出荷は3月単月でも1~3月計でも前年を大幅に上回っている。3月は7,672食で66.1%増、1~3月計は2万5,838食で39.3%増となっている。