2009年03月16日
ポリオレフィンの中小口価格が下方修正
多くがナフサ38,000円見合いのレベルに
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィンメーカーの多くは、中小口ユーザー向けの2〜3月引渡し分の販売価格をナフサ1キロリットル38,000円見合いのレベルに下方修正した。

 これまでの価格は同53,000円見合いであったので、今回は同15,000円見合いの引き下げとなる。樹脂1キログラム当たりの引き下げ幅はほぼ30円となる見込み。
樹脂加工企業の中には、ナフサ同30,000円レベルまでの値下げを要求するところが少なくなかったが、樹脂メーカーの多くは過去2〜3ヶ月のナフサの平均価格や当面の見通し等を勘案して同38,000円見合いの修正にとどめることにしたもの。昨年夏場のピーク時の価格に比べると、およそ半年でナフサ45,000円見合いの値下げ幅となる。

 今後の価格については、取引量全体の過半を占める〓ナフサ価格連動方式〓の値決めシステムのケースと同様に、ナフサの国際価格の動きをベースに決定していきたいというところが多い。