2009年03月17日
DSM、水性アクリル樹脂の新工場操業開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:DSM

 DSM(本社:オランダ)は、ワールワイクの水性アクリル樹脂新工場が操業を開始したと発表した。総投資額は3,000万ユーロ。

 DSM ネオレジンが製造する水性アクリル樹脂は、高機能性と耐久性基準を満たし、従来の溶剤型樹脂に比べ、環境負荷、人体への影響が大幅に少なくなっている。水性アクリル樹脂は揮発性有機化合物(VOC)規制にも準拠しており、建具、化粧板、工業用木材用として、またグラフィックアート用塗料にも使われている。

 水性アクリル樹脂は油性溶剤の代わりに、水を担体として用いている。溶剤型塗料には有害な揮発性有機化合物が含まれるため、欧米では、環境と人体への害が少なく、耐性と費用効率に優れた低揮発性有機化合物や無揮発性有機化合物塗料の需要が高いという。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1237255126.pdf