2009年03月23日
BASF、発泡ポリスチレンの建築用断熱材「ネオポール」向けプラントを新設操業
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF
発泡性のあるポリスチレン粒子(中央の黒い粒子)、大きい粒子は発泡させたもの

 BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は23日、発泡ポリスチレンで建築用断熱材「ネオポール」の新設プラントを操業開始したと発表した。生産能力は年産9万トン、押し出し成形方式を採用。ネオポールの断熱性能は、同社の断熱材「スタイロポール」の最大20%増で、エネルギー効率の向上とCO2排出量を削減できる。

 ドイツでは、発泡ポリスチレンベースの断熱材の約30%が建物の新築に、残りの70%が建物の改修に使用されていて、2012年には75%になると言われている。暖房用に年間1平方メートルあたり21リットルの灯油が必要な古いアパートの場合、ネオポール製の断熱材を使うことで、灯油の消費量を年間5リットルまで削減することが可能だという。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1237790503.pdf