2001年05月01日
EPSの1~3月期の総出荷数量、4万4,396トンに
水産用とその他成型用以外が軒並み不振
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会がこのほどまとめたところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の1~3月期の総出荷数量は4万4,396トンとなった。前年同期の実績は4万6,263トンであったので、今年は4.0%縮小したことになる。
 同期の用途別の出荷数量と前年同期比を見ると、最大の用途分野である水産分野(魚箱)向けとその他成型向けが順調な伸びを遂げている反面、家電梱包材向けとブロック向け、それと農業分野向け(農産物用コンテナー)がいずれも大幅な縮小となってる点が目を引く。
 EPSの出荷は97年の21万4,008トンをピークに減少が続いている。昨年の総出荷数量は、19万8,630トンでマイナス2.1%となった。今年もこのままいくとマイナス成長が避けられない。

 同期の用途分野別出荷実績は以下のとおり。かっこ内は前年同期比。
 ▽水産向け =2万0,221トン(103.3%)
 ▽農業向け =  3,054トン( 79.9%)
 ▽他成型向け=  9,181トン(110.3%)
 ▽家電向け =  6,286トン( 80.2%)
 ▽ブロック向け= 4,841トン( 83.5%)
 ▽ネダ向け =    768トン( 90.7%)
 ▽一枚焼き向け=    45トン( 78.9%)