2001年05月01日 |
カドミウムなど“土壌汚染”対策に鹿島など6社 |
NEDOの新規プロジェクト委託先決る |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:栗田工業、経済産業省、NEDO |
カドミウムや六価クロムなど重金属による土壌汚染問題が深刻化しているが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、新たに取り組む「汚染土壌の修復技術研究開発プロジェクト」の推進に当たり、6件の研究委託先を決めた。 汚染土壌の浄化はすでに実用化されているが、汚染処理場に運んで焼却処分するケースが多く、根本的な解決策とはいえないのが現状。このため汚染現場で経済的、効率的に処理できる技術の開発に取り組むもので、開発資金は経済産業省の2000年度補正予算を充てる。委託先は公募期間(2001年1月16日~2月14日)中に応募のあった29社(31件)の中から採択した。テーマと委託先は次の通り。 (1)環境負荷低減型高性能油汚染土浄化システムの研究開発 鹿島建設 (2)石油汚染土壌の高効率土壌洗浄・低温バイオレメディエーション技術の開発 大成建設 (3)油汚染土壌洗浄技術の研究開発 熊谷組 (4)重質油汚染土壌修復技術の研究開発 住友金属鉱山、スミコンセルテック (5)電気化学的分解法(ECGO)によるトリクロロエチレン汚染土壌の原位置浄化技術の研究開発 栗田工業 (6)原位置浄化技術の研究開発 清水建設 |