2001年05月01日
NEDO、日立製など2社に「遺伝子診断機器」開発研究委託
厚生労働省と共同“がんの悪性度、進行度”迅速にとらえる
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日立製作所、厚生労働省、NEDO

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、厚生労働省と共同で進めている「臨床用遺伝子診断システム機器」の開発研究を日立製作所と(株)ティー・ユー・エム研究所の両社、「心疾患治療システム機器」の開発を技術研究組合医療福祉機器研究所にそれぞれ委託することを決めた。

「臨床用遺伝子診断システム機器」は、がん患者などから採取した検体と正常細胞の遺伝子を比較することによって、がんの発見、進行度、悪性度を迅速、低コストで判断するシステムのことで、マイクロアレイ等の試験体を製作し、分析できるシステムを開発する。

「心疾患治療システム機器」はマイクロマシン技術を応用して超小型統合センサーを開発し、生体情報をリアルタイムで無線伝達するシステムを開発するもの。

 研究期間は臨床用システムが2003年度、心疾患治療が2004年度までとなっている。