2009年04月02日
三菱ガス化学、特殊ポリカーボネート樹脂の製造設備新設
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:三菱ガス化学
複屈折の比較 光学ひずみのある部分が、明るく色がついて見える。下段「ユピゼータ EP」

 三菱ガス化学(本社:東京都千代田区、酒井和夫社長、以下MGC)は1日、同社鹿島工場(茨城県神栖市)に、特殊ポリカーボネート樹脂「ユピゼータ EP」製造設備を建設すると発表した。2010年3月に商業運転を開始する予定。

 「ユピゼータ EP」は、MGCが開発した複屈折性が極めて低く、高い屈折率1.63をもつ特殊ポリカーボネート樹脂。カメラ付き携帯電話、デジタルカメラ、車載用カメラ、監視カメラなどのレンズに適している。

 光学レンズの材料は、ガラス材料から、加工性の良い樹脂材料への置き換えが進んでいる。しかし、樹脂は光学ひずみが大きく、高画質カメラでの使用が難しかったため、光学特性に優れた新しい樹脂材料の開発が求められていた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1238626581.pdf