2009年04月02日
MKVプラテック、丸井加工、アグリドリーム 農業資材事業を再編
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱樹脂

 三菱樹脂(本社:東京都中央区 吉田 宏社長)の連結子会社であるMKVプラテック(本社:東京都中央区 荻原勝年社長)、丸井加工(本社:茨城県つくばみらい市 柴山芳雄社長)、アグリドリーム(本社:東京都中央区 荻原勝年社長)は、農業資材事業の収益基盤の強化を図るため、三菱樹脂グループ内での再編を行い、7月1日付で事業統合することで基本合意したと発表した。

 統合によるシナジー効果は、(1)統合3社で異なる最盛期/不需要期の活用、営業拠点集約及び重複営業の回避による営業活動等の効率化、(2)販売網、情報力と製品開発力における各社の強みを生かした事業基盤の強化と新商品の積極展開、(3)重複する物流及び管理業務の削減によるコスト削減効果、を挙げている。
 MKVプラテックはブランド力と全国販売網、配合・塗布の技術力、アグリドームは東日本の販売力、丸井加工は農ポリ穴開けの技術力、土地、建物の有効利用の特徴を持つ。

 統合新社は、農ビ(農業用ビニルフィルム)・農PO(農業用ポリオレフィン系フィルム)・農ポリ(農業用ポリエチレンフィルム)の全てを製造・販売する唯一のメーカーとして事業運営を加速、三菱ケミカルホールディングスグループの農業フィルム・農業資材の中核企業を目指す。まだ社名、資本金が未定で5月中にも決める。従業員約200人、初年度160億円、2015年度200億円の売り上げを見込む。営業拠点は東京、大阪、名古屋、九州、東北、北海道。農ビのシエアは約40%に高まる。人員と物流の合理化で約4億円のコストダウンになる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1238658424.pdf