2009年04月13日
石化各社、2Qのナフサ価格を35,000円前後と想定
輸入価格が1Qを大きく上回るのが必至と予想
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 石油化学各社は、4〜6月期のナフサ価格が1〜3月期を大きく上回るのが必至と想定している。多くの企業は、同期の輸入ナフサ価格が1キロリットル当たり33,000円前後に、そして国産ナフサ価格が同35,000円ていどになると予想している。

 1〜3月期の国産ナフサ価格については、27,000円台の半ばになるとの見方が多い。昨年10〜12月期の価格を47〜48%下回るとの予想なわけ。昨年11月から今年1月までのドル単位の契約価格が原油のスポット相場に連動して大幅に下がったのと、1〜2月に円高が進んだ点を計算してのもの。

 それに対して第2・四半期は、現在の各社の予想通りのレベルに上がると30%近い上昇率となる。これは、3月から4月にかけての契約価格が上昇している点と、為替が円安に転じている点を考慮しての判断。センター各社が稼働率を引き上げていけば、当然のことながらナフサの入手価格の上昇率はさらに高まることになる。