2009年04月16日
JASFA、3社体制で新年度の活動開始
昨夕の総会後懇親会で基本方針を表明
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会(JASFA)は、15日の定時総会後に需要業界や原料業界の代表、さらには経産省の担当部局の幹部ら関係者多数を招いて懇親会を開催、井上六郎会長(JSP社長)が同協会の新年度の活動計画の概要を説明して、協力と支援を要請した。
 
 同協会は、サンポリマーの退会によって今年度からはJSP、積水化成品工業、共栄産業の3社体制で活動を展開していくことになる。発泡シチレンシート(PSP)業界も、08年の年間総出荷量がついに10万トンの大台を割り込むなど現在はかつないほどの厳しい局面に立たされている。
 しかし、井上会長は「地球環境問題が世界全体で大きくクローズアップされてきたとあって、省資源・省エネ効果が大きくまた安全性と機能性にも優れているPSPはこれまで以上に多くの分野で高く評価され人気を得ていくことになるはず」と指摘。次いで「それだけにJASFAとしては、“PSPの持つ環境特性すなわちエコロジカルと経済性すなわちエコノミカルの二つのエコで世の中に大きく貢献していくこと”をメインコンセプトに啓発・普及活動に一段と力を入れていきたい」と述べ、しっかりしたデータと論拠に基づいたより効果的な情報提供活動の展開に対する強い意欲のほどを示した。