2009年04月17日 |
EPSの出荷、3月も前年比23.8%減と不振 |
8ヶ月連続の前年割れ、家電用が特に低迷 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会の集計によると、発泡スチレンビーズ(EPS)の3月の総出荷数量は10,045トンとなった。 3ヵ月振りの10,000トンの大台超えとなった。しかし前年同月の実績に対しては23.8%の減少となっている。これでEPSの月間出荷量は8ヶ月連続の前年同月割れとなった。 最大の市場である水産用が同じく8ヶ月連続の前年同月割れの20.2%減と低迷し、また家電用が20ヶ月連続の前年割れの46.0%減と大幅な縮小を続けるなど主な用途分野が軒並み2ケタのマイナス成長となったことによる。 これに伴う1〜3月期の総出荷量は28,460トンで、前年同期の実績を24.1%下回った。主力の水産用は19.0%減に、またブロック用は17.9%減にとどまっているが、家電用、農業用、その他成型品用の3部門が大幅な縮小となって全体の足を引っ張った。新用途開拓の遅れが響いている。 EPSの用途別の3月の出荷実績と1〜3月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPS https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1239932440.xls |