2009年04月17日 |
出光興産、原油備蓄計画中止で48億円の特別損失計上 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は16日、旧兵庫製油所の跡地に計画していた原油備蓄計画の中止を発表したが、これに伴う減損損失約48億円を09年3月期の連結・個別決算に特別損失として計上することにした。 同製油所の跡地(約130万平方メートル)については、一部を賃貸するほか、既存のタンクを利用して国家原油備蓄基地とする計画をすすめていたが、このところの急激な内需減退により国家原油備蓄の積み増しが見込めない状況となった。このため同計画の中止を決めたが、これにより土地やタンクの減損・撤去費等の特別損失が発生することになった。 また、3月期決算では連結子会社出光ユニテックにおける事業環境悪化に伴い、約20億円の減損損失を連結の特別損失に計上するほか、第4四半期分の有価証券評価損として25億円(年度累計171億円)を連結・個別の特別損失に計上する。 この結果、09年3月期の連結業績は、当期純利益が今年2月に発表した200億円から28億円へと大幅減少する見込み。期末配当1株当たり75円、年間配当同150円は変更ない。 09年3月期の業績予想数値は以下の通り。 【出光興産・3月期(連結)予想】 単位:百万円 ( )前回発表予想 ◇売上高 3,800,000(3,910,000) ◇営業利益 102,000(100,000) ◇経常利益 89,000(90,000) ◇当期純利益 2,800(20,000) |