2009年04月21日
三菱化学、東京大学大学院に初の社会連携講座開設
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は21日、東京大学大学院理学系研究科(所在地:東京都文京区、山形俊男研究科長)が、革新的な有機薄膜太陽電池の開発に向けて、平成21年4月から3年間行う「光電変換化学講座」の開設に協力すると発表した。

 有機薄膜太陽電池はコスト面でも安価で、環境に対する負荷が小さい新しいエネルギー源として、広く注目されている。しかし、変換効率や寿命など課題も多く、有機・無機の合成化学、物性研究、薄膜作成技術、デバイス特性評価解析研究などを取り込んだ研究による更なるブレークスルーが求められている。

 三菱化学は、有機太陽電池を育成事業の一つとして重視し、事業推進室を設置して用途開発に力を入れ、早期の事業化を目指している。本講座には三菱化学科学技術研究センターから数名の研究員を派遣する。


【社会連携講座の概要】
・講座名称 光電変換化学講座(英文名 Photo-electronic Chemistry)
・設置場所 東京大学大学院理学系研究科内
・設置期間 平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3年間
・共同研究者 三菱化学
・講座教員 特任教授 松尾 豊、特任助教 岡本 敏宏
・研究内容 革新的有機薄膜太陽電池の開発


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1240292557.pdf