リチウムイオン電池負極材「SCMG」

　昭和電工(高橋恭平社長)は22日、大型リチウムイオン電池向けの黒鉛負極材 SCMG(Shape-Controlled-Micro-Graphite)の開発に成功し、国内外複数の電気自動車大型リチウムイオン電池向けに採用が決定、このほど販売を開始したと発表した。

　今後、需要の伸びが期待できるため大町事業所(長野県大町市)の生産能力を現状の年産1,000トンから2012年には3,000トンに引き上げる。2012年には、リチウムイオン電池向けカーボン材料の売上高は80億円の見込み。設備投資は総額約20億円の見込み。

　ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカーやモーターのみで駆動する電気自動車は、開発から量産化の段階に移行している。これらエコカーには大電力を少ないスペースで蓄えることのできる高性能の電池が求められている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1240364627.doc

---