2009年04月22日
ナフサのスポット相場も小反落
原油に連動、先行きは不透明
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 石油化学各社によると、ナフサの国際スポット相場のうち極東向けが小幅ながら下降を続けている。
 直近の平均C&F価格はおよそトン当たり441ドルで、1週間で20ドル弱下がったことになる。もっとも、この間一本調子で下がっているわけではない。最初の2〜3日は小反発し、そしてその後じわじわと下がってきている。

 原油のスポット相場同様に小反発と小反落を繰り返すパターンとなっているわけ。このため、石油化学各社とも先行きを予想できなくて頭を痛めている。結局は、10日なり2週間なりの単位で原油の相場の動きをウオッチしていくほかないとしている。したがって、オレフィンやアロマの国際スポット相場についても短期の変動に対してはナーバスにならないことが肝要との考えが広がってもきている。