2009年04月23日 |
CBの生産と出荷、3月も前年を大きく下回る |
タイヤ向けの不振が大きく影響 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会が23日に明らかにしたところによると、カーボンブラック(CB)の3月の総生産量は35,666トンで前年同月の実績を52.9%下回った。また、総出荷量は37,892トンで前年同月比46.7%減となった。 これでCBの月間生産量は10ヵ月連続の、また出荷量は8ヶ月連続の前年同月割れとなった。かつてないほど長期にわたって不振が続いている。 これには、出荷のうちの圧倒的多数を占めるタイヤ向けが自動車各社の大幅減産によって大きく落ち込んでいることが強く影響している。3月も、国内出荷のうちのタイヤ向けは前年同月比48.1%減の27,888トンと大幅な縮小となった。また、一般ゴム向けも同じく48.1%減の6,457トン、非ゴム用その他も36.0%減の2,428トンと不振が続いている。 この結果、今年1月から3月までの累計は生産が119,717トン、出荷が118,973トンとなった。前年同期に対比すると生産は44.0%減、出荷は42.5%減となる。出荷のうちの国内出荷のうちのタイヤ向けは92,185トンで同40.3%減、一般ゴム向けは18,013トンで同50.3%減、非ゴム用その他は6,905トンで同39.7%減となっている。 |