2009年05月08日
日本触媒、姫路に高吸水性樹脂6万トン新プラント建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本触媒

 日本触媒は、高吸水性樹脂(SAP)の需要増に対処するため、2010年秋完成をめどに姫路製造所(兵庫県)に年産6万トンの新プラントを建設することを決めた。
 
 これにより欧米、中国など海外を合わせた同社のSAP生産能力は現在の年産41万トン(国内26万トン、海外15万トン)から47万トン(同32万トン、15万トン)に拡大し、世界トップメーカーとしての地位を確実にする。新プラントには自社開発した最新技術を採用する。
 
 SAPの世界需要は現在年間約140万トンだが、最近は新興国を中心に年平均5%と不況下でも着実に伸びている。
 
 同社は原料のアクリル酸からSAPまでの一貫生産体制を構築しており、今後もこの強みを生かして市場の伸びに合った事業展開を図っていく方針である。