2009年05月15日
三菱樹脂、農業ハイテク事業に関する事業譲渡契約締結
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三菱樹脂
葉菜類用養液栽培システム

 三菱樹脂(本社:東京都中央区、吉田 宏社長)は15日、連結子会社のMKVプラテック(本社:東京都中央区 荻原勝年社長)が、太洋興業の農業ハイテク事業譲受けに関する事業譲渡契約を14日に締結したと発表した。

 MKVプラテック、丸井加工、アグリドリームの3社は、農業用フィルムなど農業資材の製造・販売を行っているが、農業資材事業の基盤強化、事業拡大、新商品開発を加速するため、7月1日付で統合する予定。社名は未定。

 一方、民事再生手続き中である太洋興業の農業ハイテク関連事業は、養液栽培システムや人工光による閉鎖型苗生産システムなど、今後も市場拡大が期待される施設園芸システムの開発・販売を行っている。

 同社グループでは、太洋興業の農業ハイテク関連事業を、7月発足予定の新社で展開、農業資材事業と農業ハイテク事業をさらに発展・加速させることができると判断し、MKVプラテックとして事業譲渡契約を締結したもの。

 今後は、養液栽培システムとLEDを使った太陽光併用型の植物工場(低コスト植物工場)の早期事業化など、農業ビジネス事業の拡大・成長を目指す。取得金額は約6.6億円、事業譲渡日6月1日(予定)、売上高 約20億円/年、人員 約30名。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1242358766.pdf