2009年05月15日 |
3月のエチレン換算輸出入、出超幅29万トンに拡大 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課が15日発表した3月のエチレン換算輸出入は、輸出が大幅に増え輸入が減った結果、輸出入バランスが大きく崩れ、出超幅は29.4万トンと、統計をとりはじめていらい最大となった。 輸出は331,300トンで対前年比84.2%の増加。生産量に占める輸出比率は65.6%に達し、国内需要の落ち込みを海外市場でカバーしたかたちとなった。 品目別に輸出をみると、エチレンの輸出が53,075トン(対前年比162.0%増)と増加したほか、低密度ポリエチレン35,908トン(111.3%増)、高密度ポリエチレン35,243トン(141.9%増)、塩ビモノマー154,838トン(73.1%増)、エチレングリコール34,500トン(704.4%増)など15品目中11品目が前年を上回った。 一方輸入は36,900トンで対前年比38.8%減と振るわず、輸出量との差を広げた。内需に占める輸入比率は17.5%。最も輸入の多い低密度ポリエチレンは13,648トンで前年比53.9%の減少となった。 |