2009年05月18日
錦湖三井化学がMDIの増設プラントの稼動開始
生産能力2倍の年13万トン体制確立
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:三井化学
テープカットする錦湖三井化学の経営陣。左から4人目が藤吉・三井化学社長

 三井化学と韓国の錦湖石油化学の折半出資会社である「錦湖三井化学」は14日、韓国・麗水市郊外の同社麗水工場内で年産65,000トン能力のMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)第2プラントの竣工式を行い営業運転に入った。

 これにより錦湖三井化学のMDI生産能力は、2系列合計で年130,000トンとなった。また三井化学グループ全体では、大牟田工場(福岡県)の同60,000トンと合わせて同190,000トンに拡大した。
 
 同日の竣工式で藤吉建二・三井化学社長は、「新プラントは、錦湖石油化学と三井化学の両社がそれぞれ保有する最新技術を結集して完成したもので、世界最高水準の品質の製品を極めて安全・安定して生産できる特徴がある。この強みをフルに活用して、成長市場であるアジアで錦湖三井化学が世界の列強に伍して大きく羽ばたいていくことを期待している」と挨拶した。錦湖アシアナグループ化学部門の朴賛求会長ら関係者多数が出席し、新プラントの竣工を祝った。