2009年05月19日 |
SMの4月の生産、17ヶ月振りの前年同月超えに |
出荷は2ヵ月連続で前年同月を上回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会の集計によると、SM(スチレンモノマー)の4月の総生産量は前年同月比13%増の252,605トンで、17ヶ月振りの前年同月超えとなった。前月比も12%増となっている。 昨年4月に3社・3工場を数えた定修による運休プラントが今年は1社・1工場にとどまったのに加えて平均稼働率が上向いてきたためと見られる。 一方の総出荷量は同5%増の248,881トンで、同1%増となった3月に続いての2ヵ月連続の前年同月超えとなった。前月に対しても2%の増加となっている。 もっとも、国内向けは同31%減の106,683トンと引き続き不振であった。14ヵ月連続の前年同月割れである。主力のGP/HI向けは17%減で減少率が縮小しているが、ABS向けと合成ゴム向けがそれぞれ49%減、45%減と引き続き大幅な前年割れとなって全体の足を大きく引っ張った。 その反面輸出は同75%増の142,198トンと引き続き好調であった。3ヵ月連続の前年同月超えで、4ヵ月連続して総輸出量が総国内向け出荷量を上回るかたちとなった。中国からの注文の増加に各社が積極的に対応してきていることによるもの。 なお、月末在庫は96,271トンで前年月を6%、前年同月を2%それぞれ上回っている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1242720460.pdf |