2009年05月21日 |
シノペック、海南島でのPX事業の認可取得 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:SINOPEC |
(上海発=特約) シノペックは5月15日、国家発展改革委員会(NDRC)から海南省洋浦経済開発区でのパラキシレン計画の認可を取得した。 本年1月に環境保護省の承認を得ている。 投資額は390百万ドルで、能力は60万トン。Sinopec Hainan Refining Chemical Company (HRCC) が運営に当たり、同社の精製能力800万トンの製油所に隣接して建設される。 同地ではシノペックと江陰嘉盛化工(Garson) の50/50の合弁会社、海南実華嘉盛化工の8万トンのSMプラントが2006年に操業を開始している。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=20459 シノペックはまた、海南島の製油所に能力100万トンのエチレン建設を計画している。2008年にシノペックは海南省政府との間で基本契約を締結した。現在FSを実施中で、中央政府の承認を得て、2013年までにスタートさせたいとしている。 この計画の承認が得られた場合、HRCCではナフサ供給のため、精製能力を800万トンから1200万トンに拡大する。 中国は2007年に290万トン、2008年に340万トンのパラキシレンを輸入している。 (2007年に25万トン、2008年に45万トンを輸出) |