2009年05月21日
4月の石化製品生産、誘導品14品目で前月比プラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石化協が21日発表した4月の主要製品生産実績によると、エチレンが前月比9.2%増の55万1,200トンとなったのをはじめ、誘導品では低・高密度両ポリエチレン、PP、PS・SM、PVC、MMA、EG、AN、SBRなど17品目中14品目で前月を上回った。
 
 エチレンプラントの定修はなく、稼働率は過去最低だった前月の74.1%から87.0%に回復した。
 
 石化メーカー筋では「稼働率の上昇はあくまで中国向け輸出の好調によるもので、国内需要が回復しているわけではない。一部減産は解除したが、まだ明るさまでは見えない」といっている。
 
 前年同月と比較すると、エチレン以下12品目で前年割れ。低密度ポリエチレンは25%減、PP同28%減など、2ケタ台のマイナスが9品目となお多い。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1242890439.tif