2001年04月25日
藤沢薬品、契約MR制度を導入
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:藤沢薬品

 藤沢薬品工業は25日、国内医療用医薬品の営業活動に従事する女性MR(メディカル・レプレゼンタティブ)を対象に、「契約MR制度」を導入した、と発表した。
 医療用医薬品の営業活動の分野では近年、女性MRが重要な役割を占めるようになりつつある。同社でも着実に増加しているが、就労意思はあるものの、結婚等により勤務地や勤務時間等の問題で職務を継続できないケースが多いのが現状。
 同社はこのような課題に対し、仕事の場での自己実現の継続を望む女性MRを支援するとともに、レベルの高い営業活動を維持することを目的に、契約MR制度の導入を決めたもの。
 本来MRは正社員であることが基本だが、従来の制度ではMRとして継続就労できなかった女性MRも、導入した制度を活用して本人退職後改めて契約MRとして、同社と1年更新の雇用契約を締結することが可能になる。勤務地は対象者が希望する地域で転勤はなく、勤務時間もフレックス制になる。契約MRの役割や職務については、正社員と基本的な相違はなく、本人が希望し、同社が認めた場合は、契約社員から改めて正社員として雇用契約を結ぶこともできる。
 同社では、当面同社の社員を対象に運用していく方針だが、将来は社外からの採用も検討していく考え。
 制度の概要は下記のとおり。

[契約MR制度の概要]
制度実施日:2001年4月1日
対象者:同社女性MR
契約開始期間:毎年3月または9月の年2回
契約期間:1年ごとの契約。更新期間に制限は設けていない。
勤務地:地域限定勤務
勤務形態:フレックスタイム(午前11時00分~午後2時00分がコアタイム)