2009年05月25日
昭電、2008年度のアルミ缶リサイクル 716万缶
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:昭和電工
港区社会福祉協議会に寄付する井本専務(右)

 CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、アルミ缶のリサイクル活動を展開している昭和電工は25日、2008年度(08年4月〜09年3月)のアルミ缶回収数量が716万缶、重量で約116トンになったと発表した。(1缶=16.2グラムで換算)

 昭和アルミニウムと2001年に合併したのを機に、旧昭和アルミニウムが実施していた活動を引き継いだ。08年度の参加人数は、グループ各社合わせて7,320人、参加率も94.2%と前年の90.9%を大きく上回った。「社会貢献活動への意識が社員一人ひとりに定着していることの表れと思います」と同社ではいっている。

 これで01年度から08年度までのアルミ缶回収量累計は6,369万トン、重量で1,032トンという大きな数字になった。回収したアルミ缶は昭電が買い取り、リサイクル原料として再利用している。また、これによる収益金は、各地域の社会福祉協議会への寄付や歳末助け合い募金などとして、地域社会に貢献してきた。

 アルミ缶のリサイクルは、原料鉱石からアルミニウムを製造する場合に比べて、97%の電力を節約することができる。また、鉱石資源の消費を抑え、廃棄物の削減など循環型社会の実現に寄与することになる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243221831.doc