2001年04月25日
今年1~3月期のナフサ価格、2万4,000円に
輸入価格の加重平均が2万1,973円に確定
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:財務省

 今年1~3月期の石油化学用ナフサの価格(国産ナフサ価格ならびに輸入ナフサの炉前価格)は1キロリットル当たり2万4,000円に内定した。同期の輸入ナフサ価格の加重平均が同2万1,973円となったことによる。前期(昨年10~12月期)に比べると同1,700円(6.6%)安い。しかし前年同期に対比すると同3,800円(18.8%)高い。
 財務省が25日にまとめた3月の輸入通関統計によると、石油化学用ナフサの3月の総輸入数量は274万2,134キロリットル、総輸入金額は617億6,008万円となった。1キロリットルあたりの加重平均は同2万2,523円ということになる。前月比は同869円(4.0%)高、前年同月比は同3,015円(15.5%)高である。1月から2月にかけての国際スポット相場の反騰と円安の進行が要因。
 この結果、1~3月期の総輸入数量は716万2,933キロリットル、総輸入金額は1,573億9,302万6,000円となった。前期比は同1,774円(7.5%)安である。しかし前年同期比は同3,764円(20.7%)高である。
 これに伴い同期の国産ナフサ価格と輸入ナフサの炉前価格はいずれも平均同2万4,000円となることがほぼ確定したといえる。