2009年05月26日
信越化学、ガス透過性を低減した高輝度LEDシリコーン封止材を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:信越化学工業

 信越化学工業は26日、ガス透過性を大幅に低減した高輝度LED用シリコーン封止材料「ASPシリーズ」を開発したため、液晶テレビのバックライト光源向けを中心にサンプル出荷を開始すると発表した。

 耐熱性は変わらず、シリコーンの欠点とされるガス透過性を従来のメチル系材料の100分の1、フェニル系材料の10分の1程度にまで下げることに成功した。
 
 このため輝度の低下防止に効果がある。また耐熱性、耐光性に優れ、屈折率が1.57と高いため、高輝度LED用の封止材料に適している。

 同社はこれまで、封止材料のほかダイボンド材料、レンズ材料などの高輝度LED用シリコーン材料を開発してきた。また高度化する市場のニーズに合わせて、放熱材料や防湿絶縁材料などを上市してきた。今後も積極的に最先端技術を追求していく方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243324436.doc