2009年05月28日
クラレトレーディング、畜舎、畜産向けアンモニア臭分解シート開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレトレ−ディング

 クラレトレーディングは28日、畜舎向けアンモニア臭分解シート「まどか」(商品名)と、遮熱シート「シンクレア」(同)を開発したため、6月から発売開始すると発表した。

 畜舎(馬舎・牛舎・豚舎・鶏舎)での作業は、アンモニア臭が厳しく労働環境だけではなく、臭気が屋外にもれて周辺住宅地とのトラブルを招きやすいなどの問題を抱えている。

 今回開発した消臭シート「まどか」は、におい分子の吸着と分解を繰り返すため、消臭効果が長期間持続するほか軽量で強度がある、心身的ストレスが解消され作業効率がアップする、などの特徴を持っている。

 製品化にあたり農業高校2校に天張評価を依頼したところ「アンモニア臭が減少した。目や鼻への刺激も減って作業効率があがった」との評価が寄せられたという。

 希望小売価格は、「まどか」が標準規格(186センチ×50メートル)1本:19万円、「シンクレア」(103センチ×50メートル)1本:10万円。それぞれ初年度2000万円、3年後1億円の売上をめざす。


【クラレトレーディングの会社概要】
・本社 :大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル)
・社長 :浅葉 修
・資本金 :22億円
・従業員 :321名(
・業務内容:クラレグループのメーカー系専門商社として原料素材、加工品、製品までを
トータルに提供。商品に関する情報や、流通販売システムの企画開発などを交えたトータルコンバータ機能で多様化する市場ニーズに対応。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243483729.pdf


畜舎向けアンモニア臭分解シート「まどか」

遮熱シート「シンクレア」