2009年05月28日
カネカ、変成シリコーンポリマーの米国新工場が竣工、稼働
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

 カネカ(本社:大阪市 菅原公一社長)は28日、変成シリコーンポリマー(商品名:「カネカMSポリマーR」)の米国新工場建設が、4月に完成し稼働したと発表した。設備投資額は約40億円、能力は年産10,000トン。同社は高砂工業所に15,000トン、欧州子会社であるカネカベルギーに15,000トンの能力をもっており、米国工場の稼働により合計年産40,000トンの供給体制が確立した。

 「カネカMSポリマーR」は、1978年に独自技術で世界に先駆けて開発した液状樹脂で、副原料と混合することにより常温硬化のゴム弾性を有する建築用シーリング材になる。高層建築用から一般建築用まで幅広く用いられ、建築用シーリング材の代表的な基材として成長してきた。また「無溶剤」という特性が評価され、環境適合型ポリマーとして室内用接着剤用途を中心に、日米欧で需要が伸びている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243487286.pdf