2009年05月28日
三菱ガス化学、中国上海化学工業区に子会社を設立
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱瓦斯化学(本社:東京都千代田区、酒井和夫社長)は28日、中国上海市郊外の上海化学工業区に、ポリカーボネート樹脂(PC)の製造からコンパウンド、テクニカルサービスまでの事業を行う子会社の設立を決定したと発表した。三菱エンジニアリングプラスチックス(本社:東京都中央区、喜嶋安彦社長「MEP社」)が共同で参画する予定。

 同社の中核となる界面法PC製造設備は年産8万トンの能力で、2012年4月に商業生産を開始し、その後、同10万トン程度まで増強する計画。テクニカルセンターの運営は2011年8月よりを開始する。同社で生産されるPC製品は、全量が「ユーピロンR」ブランドとして、MEP社を通して販売される。

【設立する子会社の概要】
・商号:菱優工程塑料(上海)有限公司
・代表者:未定
・所在地:中国上海市 上海化学工業区内
・設立予定:2009年7月
・事業内容:PCおよびPCコンパウンドの製造、テクニカルサービス
・主な設備:PC 製造設備(界面法、年産8万トン)
      造粒設備(年産6万トン)
      コンパウンド設備(年産2.8万トン)
      テクニカルセンター
・生産開始予定:2012年4月(テクニカルセンターは2011年8月より運営開始予定)
・従業員数:約260名
・資本金:約100億円
・出資比率:三菱ガス化学 80%、三菱エンジニアリングプラスチックス 20%(予定)
・総投資額:約300億円


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243492455.pdf