2009年05月29日
アステラス製薬、免疫抑制剤「プログラフ」米国でMMFとの併用承認
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は29日、米国子会社のアステラス ファーマUS, Inc.(本社:米国イリノイ州)が免疫抑制剤「プログラフ」(一般名:タクロリムス)について、2006年2月に申請した「腎臓移植における拒絶反応の抑制でのミコフェノール酸モフェチル(MMF)との併用療法」が、米国食品医薬品局(FDA)から承認されたと発表した。

 プログラフは同社が創製した免疫抑制剤で、現在世界約80カ国で販売している。米国では1994年に肝移植について発売して以降、1997年に腎移植、2006年には心移植の追加適応症を取得し、現在「肝移植、腎移植、及び心移植における拒絶反応の抑制」における第一選択薬となっている。

 プログラフとMMF の併用療法は、米国で79.3%の腎移植患者に使用されており、同併用療法を添付文書に反映させるため、アステラス ファーマUS, Inc.が06年2月に添付文書の変更を申請していた。