2009年06月01日
アジレントと東ソー、医薬品・食品分析用装置協業化で合意
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー、アジレント・テクノロジーズ

アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市、海老原稔社長)は1日、東ソーと液体クロマトグラフィー(HPLC)用分析装置(Agilent 1120 Compact LC)の協業化で基本合意したと発表した。これにより東ソーは、東ソー・アジレント両社のブランドを冠したAgilent 1120 Compact LCを販売していくことになる。

 医薬品・食品分析市場は、今後日本でも成長が見込まれている。東ソーはAgilent 1120 Compact LC、およびHPLC装置に装着される分析カラムの販売拡大をはかる。

東ソーはバイオサイエンス事業において、(1)高速液体クロマトグラフィー関連機器・分析カラム・分離剤などの計測事業、(2)糖尿病検査装置、(3)免疫診断装置および診断薬などの免疫事業を国内外でグローバルに展開しており連結売上高は約300億円に達している。

Agilent 1120 Compact LCにはグラジエントHPLCシステムほかユーザーニーズに対応した各種システムが用意されている。同装置の購入時には、ユーザーの分析目的にあわせ、東ソーの分析カラムが最大3本まで自由に選択できるオプションがつく予定。東ソーは、今回の協業により、本装置の年間販売台数300台以上、分析カラム1000本以上、年間総売上高15億円の販売をめざす。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1243816531.pdf