2009年06月04日
蛭田旭化成社長、水島地区のエチレンセンター統合で誘導品波及を示唆
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成
旭化成・水島製造所

 蛭田史郎・旭化成社長は4日の会見で、三菱ケミカルホールディングスと検討している水島地区のエチレンセンター統合について「エチレンセンターには国内でやれる誘導品事業と、難しくなっている誘導品事業がある。他社との連携が重要であり、今回も三菱ケミカルの誘導品戦略がポイントになる」とし、両社の検討がオレフィンだけでなく誘導品に波及する可能性が強いことを示唆した。とくに「かつてエチレンセンターは、いかに誘導品を効率よく生産するかを追求する、いわばオレフィンの利用効率を追求していたが、すでにその時代は終わった」と指摘するとともに、「水島地区のリファイナリーとの関係も考える必要がある」と強調した。