2009年06月11日 |
出光興産、潤滑油事業で中東アフリカへ進出 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は11日、アラブ首長国連邦のドバイに100%出資の「出光ルブ中東アフリカ」(Idemitsu Lube Middle East & Africa FZE)を設立したと発表した。 これまで中東地区での潤滑油事業は、100%出資の出光ルブヨーロッパ(本社:ドイツ、澤浩一社長)がシャール社(Sharlu)およびAUC社(Alhamrani United Co)と締結した製造販売ライセンス契約をもとに両社が製造販売し、出光ルブヨーロッパは技術サポートを展開するかたちをとってきた。 中東地区の潤滑油需要は特に2002年以降急激に増加しており、出光の同地区における年間取扱数量も02年から08年までの7年間でほぼ2倍の約16千キロリットルに増加した。09年も引き続き増加が見込まれている。アフリカ以外の中東諸国やパキスタンなど西アジア諸国でも増大が見込まれる。 このため、中東およびアフリカなど周辺諸国における販売体制の強化を目的に、ドバイ空港フリーゾーン内に100%出資の「出光ルブ中東アフリカ」を設立した。09年7月から営業を開始し、2012年には2万キロリットルの販売を目指す。 シャール、AUCの両社とは引き続きライセンス契約を締結し、当面は両社が製造販売を継続して行うが、販売体制については、国や需要家ごとの状況も踏まえ、段階的に新会社が直接需要家に販売する体制に切り替えていく方針である。 【新会社の概要】 (1)社名 出光ルブ中東アフリカ(英文名)Idemitsu Lube Middle East & Africa FZE (2)所在地 アラブ首長国連邦 ドバイ (3)設立 2009年6月7日 (4)資本金 300万ディルハム(約8千万円) (5)出資比率 出光興産 100% (6)代表者 取締役社長 長岡 義典 (7)取扱品目 自動車用エンジンオイル、ATFや工業用潤滑油全般および関連商品 (8)従業員数 5名(内当社出向1名) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1244715199.pdf |