2009年06月15日
住友化学、ポリエチ、ポリプロ、合成ゴム 来月から値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は15日、ポリエチレン、ポリプロピレンおよび合成ゴム製品の価格改定を実施するため需要家との交渉に入ると発表した。いずれも7月1日出荷分から実施の予定。

 ポリエチレンとポリプロピレン樹脂は1キログラムあたり25円以上の値上げを行う。合成ゴムのエスプレンEPDM(エチレン・プロピレンゴム)および住友SBR(スチレン・ブタジエンゴム)の値上幅も同25円としている。

 原料ナフサの国産価格は、昨年第3四半期に1キロリットルあたり85,800円と史上最高値を更新したが、その後は世界的な景気後退から下落し今年第1四半期には同27,000円となった。しかしその後再び上昇に転じ、現在40,000円を超える水準となっている。今後はさらに上昇する可能性も考えられている。

 こうした原料価格の高騰にともなう大幅なコスト増は、自助努力だけでは吸収できないため、価格転嫁が必要と判断した。
 
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1245041056.pdf