2009年06月16日
経産省調べ センター11社石化部門の営業損失2,015億円
【カテゴリー】:行政/団体(人事/決算)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省化学課は16日、エチレン11社の2008年度の収益状況を発表した。各センターとも世界的な金融危機や原油価格の乱高下など経済混乱の影響を受け、エチレン生産量が対前年度比11.1%減の688万2,000トンと大幅減少したことから、収益面でも石油化学部門は前年度比大幅な減収減益となった。
 
 11社の石油化学部門の収益(単独ベース)は売上高が前年度比15.3%減の4兆4,696億円にとどまり、営業利益は2,015億円の損失、経常利益は1,825億円の損失だった。同課によると、石油化学部門の収益で損失が出たのは1993(平成5)年以来15年ぶり。この年の売上高は2兆1,537億円、経常利益は△742億円だった。
 
 また11社の全社ベースの決算も売上高5兆9,991億円で前年度比13.7%の減少、営業利益は△2,111億円、経常利益△1,590億円で、やはり赤字決算だった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1245144633.tif