2001年04月24日
三菱レイヨン、10月に長繊維事業販売部門を分割、分社化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 三菱レイヨンは24日、今年10月1日に長繊維事業の販売部門を分割、分社化することを決定した、と発表した。
 繊維業界、特にテキスタイル事業を取り巻く環境は、グローバリゼーションやめがコンペティション、流通の大変革など、大きく、急速に変化し続けている。変化が続くなかで同社の長繊維事業部は、1996年にポリエステル長繊維「ソルーナ」、ジアセテート長繊維「リンダ」、トリアセテート長繊維「ソアロン」の3素材を一体化して以来、テキスタイル展開を中心に事業の強化に取り組んできた。しかし、市場のニーズはますます高度化しており、サプライチェーンを巻き込んだ、さらなる構造改革が必要となっている。
 このような環境下において、市場性の高い付加価値商品の開発、国際競争力を持ったサプライチェーンの構築、市場に密着したマーケティングなど、3素材をあわせたユニークなテキスタイルメーカーを目指し、同事業の販売部門の分社化を決定したもの。
 なお、分割する事業は、テキスタイル販売子会社のダイヤテキスタイルに承継し、同社の販売機能と統合したうえでテキスタイル事業の強化を図っていく方針。また、分割新会社の概要(予定)は下記の通り。

[新会社の概要(予定)]
社名:未定
本社所在地:大阪市北区天満橋1-8-30 OAPタワー
代表者:未定
事業内容:ポリエステル長繊維、アセテート長繊維、その他繊維製品の加工および販売
資本金:4億円(三菱レイヨン100%)
売上高:年間約350億円
総資産:約180億円
従業員数:約120名