2009年06月24日
三井化学がアセトン、MIBK、IPAなど7月15日出荷分から値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は24日、アセトン、MIBK(メチルイソブチレンケトン)、IPA(イソプロピルアルコール)の国内価格について、7月15日出荷分から値上げすると発表した。

 いずれも昨年後半の原料ナフサ価格下落を背景に値下げを実施してきたが、ナフサ価格が今年1-3月期を底(1キロリットル当たり2万7000円)に反転上昇し4〜6月期が同3万5000円、7月以降は原油価格高騰を背景に同4万4000円に大幅な上昇が見込まれるため、ナフサ価格上昇分の転嫁を図ることにした。値上げ幅は、アセトンが1キログラム当たり18円、MIBKが同23円、IPAは同14円。

 また、ベンゼン価格も急騰していることから、ベンゼンとナフサを主原料としているビスフェノールA(BPA)を7月15日納入分から1キログラム当たり37円以上、エポキシ樹脂(EX)を同29円以上値上げすることを決めた。いずれも昨年7月以来の値上げである。また、フェノールの値上げを検討中である。